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【役に立つギター小話】ハーモニクスチューニング

良くレッスンでハーモニクスを使ったチューニング方法を質問されます。

もちろんやり方は教えるのですが必ず注意してることがあります。


「最終的にはチューナーで確認してください」


ええ?それじゃせっかく耳でチューニングしたのに意味がないじゃん!!

と思われる方も多いでしょう。

まず僕自身、どんな場面でもチューナーを使ってチューニングしています。

もちろん自分の音感に自信がないのが一番の理由ですが、今ではヘッドにはさむクリップ式のチューナーもあってお手軽にチューニングできるし、何より最も早く正確に合わせる事ができるからです。

じゃあ、ハーモニクスを使ったチューニング方法はしないほうがいいんですか?

いいえ、そういうわけではないと思います。

家で練習するときなんかは、むしろハーモニクスや開放弦を使って自分の耳を頼りにチューニングすることをお勧めします。音感を養うのにきっと役立つはずです。

しかし、それで合わせた後チューナーを使って合ってるかどうか確認してみてください。
きっとほとんどの人が完璧には合ってないと思います。

特別音感が良い人でない限り、この方法で完璧にチューニングできてる人を僕はほとんど見た事がないのです。もちろん音感が優れていてこの方法でばっちり合わせる人は存在します。でもかなり限られた人のみだと思います。


ハーモニクスを使ったチューニング方法は玄人ぽくて格好良いし、あとチューナーが手元にないときはついついそれで済ましがちになります。

1人で練習してる場合はまあ良いでしょう。(ただし、チューナーで答え合わせをしない限り正しい音感は養われないでしょう)

でもバンドでの練習や、それこそライブ本番やレコーディング前には絶対チューナーを使った方が良いと思います。ハーモニクスを使って長い時間かけてチューニングしてる間、他の人を待たせる事になるし、何よりそれでもしチューニングが合ってなければアンサンブルすべてをつぶす事になるからです。


そういえば楽器店などで試奏させてもらうときに、店員さんんが格好つけてなのかどうかはわかりませんが音叉を鳴らして、ハーモニクスチューニングしようとする人が結構多いのですが、今までに一度たりともそれで合わせてもらってチューニングがあっていた試しがないです。

なので、僕はそういうときのために常にクリップ式チューナーを携帯しています(笑)


というわけで、まとめると

音感を養うためにハーモニクスチューニングは是非やってみてください。
ただし必ずチューナーで答え合わせをしてくださいね!

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