- 2009-01-26 (月)
- ギター小話
僕のblogのは生徒さんも良く見てくださってるみたいなので、生徒さん向けに役に立つギター小話を不定期で書いていこうと思います。
プロの音楽家の読者もたくさんいらっしゃると思いますが、もし間違った記述などしていたらご連絡くださるとうれしいです。
さて、そんなわけで第一段はチューナーの基準周波数のことです。
たいていのチューナーはデフォルトで440Hzに設定されており、それをAとしてチューニングするわけですが、場合によってはその数値を441Hzや442Hzにしてチューニングする場合も多々あります。
日本の最近のシンセなどもほとんどデフォルトで440Hzになってるので、レンタルスタジオに入ってバンドの練習をする場合、440Hzでチューニングしてしまって問題ないでしょう。
しかし、注意が必要なのは生ピアノやバイオリンなどの弦楽器の人などとアンサンブルする場合です。
生ピアノは442Hzを基準に調律されていることが多いので、ギターを440Hzでチューニングしてしまうと微妙に音が低くて合わせたときに音があわなくて気持ち悪いと思います。
プロの方はほぼ間違いなく生ピアノとのアンサンブルのときは基準値を確認してからチューニングされてると思いますが、アマチュアバンドのライブなどでは生ピアノとギターのチューニングが合ってなくて気持ち悪いうねりを出してる場面をたまーに見ますね(^^;)
オーケストラでは442Hzでチューニングすることが多く、バイオリンなどオーケストラで使う楽器の人は442Hzでチューニングされてることも多いのでその場合も基準値を何にしてるか確認したほうがいいでしょう。
あと、日本のレコーディング現場などでは441Hzを基準にしてるところも多く441Hzを指定される場合も良くあります。
CDなどに合わせて、コピー曲を練習してる時にちゃんとチューニングしてるのになんかCDと微妙に音がずれてるなあ?って感じる場合は基準値を変えてチューニングしてみてください。それで解決される場合もあります。
ただ単に古い音源でマスターテープがよれていて音がずれてる場合もありますけどね(^^;)
というわけで、普段は何も意識せず440Hzでチューニングしていた方も場合によってその基準値を変えなければいけないことを知っておくと良いかもしれませんね。
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