- 2017-07-27 (木)
- 音楽&楽器
2日前のリンキン・パークの記事で、自分に音楽の暗黒時代があると書いた。
知りたい人も少ないだろうけど、今後の音楽人生のためにその時のことを振り返ってみる。
プロのギタリストになるために大学の軽音楽部に入った。
諸先輩方はそれはそれはすごいミュージシャンが多かった。
だがしかし、今となって思うと、ものすごく偏食的な方々も多かったと思う。
自分が愛している音楽以外は認めないし、けなすのである。
もはやそれは音楽ですらないと言い放つ人もいた。
そんな環境で、自分が尊敬する先輩に気に入られようと思うなら、その先輩たちが愛する音楽を自分も愛することで忠誠心をアピールしたものだった。
具体的に言えば、僕はそれまでリアルタイムで流行っているロック、とりわけ洋楽が好きだったのですが、諸先輩方がそういう音楽を馬鹿にするものだから、僕も聴かなくなったのだ。
1960年代70年代あたりの音楽を好きになれば、先輩にも認められる。
そういう自己暗示もあったせいで、その時代の曲ばかり聴くようになった。
リアルタイムで聴いていいのは洋楽のフュージョン、今で言うところのスムースジャズだけであった。
まあ、そのおかげで先輩には可愛がってもらったし、ヤマハの講師の試験も受かったのかもしれない。
20代から30代にかけて、僕は本当に好きだったロックを封印してきたのである。
本当なら毎年フジロックに行くような、そんな音楽志向だったのが、ライブといえばブルーノートしか行かないようなお高くとまった感じの時代だった。
逆にブルーノートに出演するようなアーティストがダメだと言ってるわけではない。
現に僕はその時の時代のおかげで今もソウルやフュージョン系の音楽が大好きだ。
でも、ここ最近、原点回帰をするようにしています。
僕がロックを封印していた時代にリアルタイムで流行っていた音楽を聴き漁っています。
邦楽だとビート・クルセイダーズがかなりのお気に入り。
邦楽っていっても、全部英語詞だから洋楽みたいに聴こえるけどね!
20年近く前の音楽なのに、僕にとってはすべてが新鮮。いま毎日ワクワクして音楽を聴いています。
暗黒時代に聴いて良しとされたバンド「グラハムセントラルステーション」の名曲
「Release yourself 」
皮肉なことに、まさにいまそんな感じですね(笑)
自分を解き放て!本当に好きな音楽を聴くのだ!
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