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火花を読んでみた

今話題の(ってもうちょっとブームに乗り遅れてますが)又吉直樹の「火花」を読んでみました

ちなみに、又吉直樹は僕の実家がある駅にある高校出身ということもあり、親近感が湧く芸人さんの一人です。

他にはナイナイの岡村なんかも、実家が僕の実家と同じ駅なので、それだけで親近感湧きます。

ミュージシャンだと、押尾コータローさんが同駅の高校出身だったりします。

同郷に絡んでるっていうだけで、親近感って湧いちゃうもんですね(笑)

さてさて、「火花」ですが、芥川賞を獲ったことで、面白いって言わなきゃいけないような流れになっているような気もしますので、そういうのに流されず、僕の率直な感想を書きます。

ちなみにですが、だいぶ前にblogで紹介した「サヨナラCOLOR」は誰かとお別れすることを歌っているわけではありません。

あれをみて、失恋でもした?って聞いてくる人もいましたので一応フォローしておきます(笑)

「夢を諦めかけた人にそれでいいのと問い正してる」という歌だと僕は解釈しております。

多数に流されたりせず、自分を見失わずやっていこうよってね。

というわけで、脱線しましたが、多数の意見に流されない感想を書いてみようと思います。
といっても、超簡潔な感想ですが(^_^;)

小説の設定や登場人物のキャラクターや、大阪弁の口語調で展開される内容は僕はとても好きでした。僕も大阪出身というのもあるのかもしれませんね。

最後の先輩芸人と再会した時の、先輩芸人の変わりっぷりのシュールさは、もはやお笑いの様相を呈していました。

こんな風に、内容としてはとても面白く読めたのですが、表現方法にひっかかる部分がありました。

読書大好きな人が、文豪を気取って、難しい語彙をわざと使って表現しようとしたり、本編にあまり関係のないような情景の描写を難しい語彙でもって表現して、あたかも頭の良さそうな文章に仕上がってることが、僕には読みにくさとしてしか感じ取れませんでした。

もっともっとストレートな表現で良かったのにってね(^_^;)

でも、読み終えてから思いましたが、そんな素人がいままでの読書の経験や記憶を活かして、頑張って文豪を気取ってみたことに、むしろ母性に似た感情でもって、好感を誘っているんじゃないかな。

実際、僕も又吉よく頑張った!って最後はエールを送りましたからね(笑)

というわけで、読んでみて損はない作品だと思いました。

芥川賞は内容に対してだけではなく、現在の低迷する文壇を盛り上げた功労賞が半分だとは思いますけどね。

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