- 2014-02-07 (金)
- 音楽&楽器
世間を賑わしてる、あの現代のベートーベンさんの話題です。
facebookでは、みなさんいろんな意見を書かれていて実に興味深かったです。
良い悪いの話はおいておいて、僕の意見も書いてみたいと思います。
ゴーストライターが作ったとわかった途端、音楽の価値が下がったかのように評してる人は、本当に純粋に音楽の価値をわからず聞いてるから、もっと聴く耳を磨いた方が良いという意見もありましたが、僕は全くそうは思いませんでした。
芸術だけに限らず、だいたいにおいて付加価値というものが重視されて当然だと思うんですよね。
養殖のタイを、天然のタイと偽装して、お店に出していて
食べた人は「やっぱり天然のタイはうまい!!!」って言って満足して食べたとします。
でも、あとで実は養殖でしたってバレて「なんか、おかしいなーと思ったんだよな」などと照れ隠しで言い訳しながら批判したとしても、僕はその人は別に恥ずべき事はないと思います。
美食家から言わせたら、天然と養殖の違いくらいわからないヤツが悪いんだ、って言うかもしれません。
つまり、音楽家がそれを言うということは、一般の人からしたら
専門家がまた手厳しいことを言ってるなあ、、とくらいにしか受け止めないと思うんです。
曲がどれだけ良くても、表現する人に付加価値がなければ売れない事だって多いのです。
というかほとんど、そうじゃないですか?
AKBのヒット曲を、無名のシンガーが歌ってもヒットする可能性はほとんどないでしょう。
そんなことは作家だってわかってるはずです。
AKBの作曲者に知り合いがいるからフォローするわけじゃないですが、曲は確かに素晴らしいと思います。恋するフォーチュンクッキーなんて名曲と言いたいです。
でも、やはりAKBだから売れたのですよ。
まあ、もっともAKBは詐称してるわけじゃないので比較にはできませんけどね。
というわけで、結論としては
僕は今回のは詐欺事件だと思ってるので、詐欺の被害者が気の毒だなーって思うだけです。
「お前等は本当の音楽の価値を聴く耳がないんだ!」
なんて高尚な事は僕にはまだまだ言えないですね。
でも、命を削って音楽作ってる人達もたくさん知ってるので
付加価値抜きで、聴いて欲しいと心から思ってる人の気持ちもわかならくもないですね。