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インピーダンスの話

エフェクターを使ったギターシステム構築には少しばかりの
電気の知識が必要になることがあります。

そこで、本を買ってちょっと勉強してみました。
なんせ僕はばりばりの文系で電気に関してはほんと無知なんです。
機械は得意な方ですが、電気の話となるとちんぷんかんぷん。。

さて僕が勉強した事を3分でわかるようにまとめてみました。

エレキギターとアンプをシールド直でつないだ状態だと
エレキギターからはハイインピーダンスの信号が出力されます。
超ざっくり言うとハイインピーダンスは音の劣化はないけど
ノイズが乗りやすい状態。

そして、エフェクターを途中に接続すると、エフェクター以降の信号は
ローインピーダンスとなります。
これもざっくり言うと、ローインピーダンスは音の劣化はあるが
ノイズは乗りにくい状態。

つまり、エフェクターを使うとノイズは乗りにくい信号になるが
音が劣化してしまうのです。これが俗に言う、音ヤセです。

エフェクターをつないだら、なんか音が抜けなくなった。
とかいう話を聞きますが、これが原因です。
特にマルチエフェクターでは顕著ですね。

最低限覚えておけば良い知識としては
【ハイインピーダンス】
エレキギターから出力される信号で、音の劣化はないがノイズが乗りやすい

【ローインピーダンス】
エフェクターをつないだ後に出力される信号で、音の劣化があるがノイズは乗りにくい

で十分だと思います。

さて、ここからはちょっとマニアックな話です。

ギタリストとしての理想は
ローインピーダンスの信号に変換してノイズが乗りにくい状態には
したいが、音ヤセは極力最小限にしたい。

つまり、音ヤセしにくいエフェクターを選べば良いのです。

エフェクターには大きく分けて2種類あって
オフにしたときに、完全にバイパスされるものと
エフェクター内部の回路(バッファ)を通ってバイパスされるものがある。

前者は最近流行のトゥルーバイパスシステムです。
後者は昔ながらのエフェクターに多いシステムです。

音ヤセを解消すべく、最近はオフにしたときに
完全にバイパス、つまりハイインピーダンスのまま信号を流す
エフェクターが人気があります。

すべてトゥルーバイパスのエフェクターで揃えたら
全部オフにした状態だと、エレキギターからアンプまで
ハイインピーダンスのまま信号が送られます。
音の劣化は少ないですがノイズは乗りやすいがね。

さて、ここで問題がでてきます。
ボリュームペダルを使用する場合
ローインピーダンス対応のものとハイインピーダンス対応のものがあります。

ローインピーダンス対応ボリュームペダルは
エフェクターの後につなぐためのものなのですが
トゥルーバイパスのエフェクターの場合、オフにしてると
ハイインピーダンスになっちゃうんですよね。

こういう場合は、エフェクターのオンオフによって
インピーダンスが変わってしまうので、どっちかに統一しないとダメです。
エフェクターをオンにしたらローインピーダンスになるので
それなら、最初からずっとローインピーダンスで信号を送ればいいのです。

つまり、エレキギターの次に強制的にローインピーダンスに変換する
エフェクターをかましておけば良いという事になります。

どういうものを使えば良いかというと
・トゥルーバイパスではないエフェクターをつないでおく
・チューナーなど接続するだけでローインピーダンスになる機械を通す
・バッファをつなぐ

などなど。

いずれにしても、アンプ直の音に近ければ近いほど良いので
これらの方法を試したときに、アンプ直の音と比べて
音の劣化が感じられなければ良いと思います。

んー、なんか後半マニアックな内容だからとりとめもない文章になってしまった。
というか、そもそもこういう話をするなら本一冊くらい書かないとダメですね(笑)

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