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必然である廃れ

昨日書いた、キンドルしかり
音楽配信しかり

どんどん文化的なものがデジタルデータ化されてきています。

CDになったときに、音楽はデジタル化されましたが
まだコンパクトディスクという物理的なメディアがないと
音楽を配信できない状況でした。

それがいまやメディアすらないのです。
目に見えないデータを買うのです。

それによって、音楽の価値が下がったとも言われています。

音楽の価値が下がったというのもうなずけますが
もうこの現代において、多種多様な娯楽がある今、音楽は文化の一端を担ってるものの
その専有面積はずいぶん下がったと思います。

はるか昔、娯楽として音楽、演劇などなどありましたが
現代はもう数えきれないほど娯楽があります。

しかもその中で、音楽のジャンルや提供者も膨大な数になりました。
音楽の配信スタイルが変わったから廃れてきたのではなく
きっと、膨れ上がりすぎたせいなのだと思っています。

もうビートルズみたいに、万人が熱狂する音楽なんてものは
生まれてこないかもしれません。

そんな世の中で、音楽を生業としていくにはどうすればいいのか
今こそ本当に考えなければ行けない時だと思います。

ビジネスとしてだけでなく、自分がいかに音楽とつきあっていけるか
むきあっていけるか、立ち止まってでも考えないと。

そんなことを考える今日この頃であります。

Comments:2

Y.A 2012-12-21 (金) 08:58

Kentさんの意見に共感します
自分も昔を思い出しました。
電車でギター担いでたら一人のおばあちゃんに話しかけられました。
「あんた・・・音楽で金儲けせんときや。音楽は空気みたいなもんやで。その空気を独り占めしようとするからアカンのや」
いや・・・練習にいくだけなんですが(笑)

でも、すごく印象に残ってます^^

kent 2012-12-24 (月) 01:20

なんちゅう含蓄のある話だ!
おばあさん、実は音楽業界で昔すったもんだあったのかもしれませんね(笑)
大阪にいたころは僕もそういう人に何度か遭遇しました。
バスとか電車とかでギターもってると、結構おじいちゃん
おばあちゃんに話しかけられますねー(笑)

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