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FISHMAN Aura Spectrum DI

ライブでアコギを使うときは僕はAG-STOMPというプリアンプを使っています。

マイクで拾った音に似せるシミュレーターも搭載されているし、名器だったけど惜しまれながら廃盤になった機材です。廃盤というかYAMAHAがエフェクター事業から撤退したから製産されなくなっただけで、いまでも中古は高値で取引され人気の機種です。

しかしながら、めちゃくちゃ重たいしACアダプタがないと動かない。
前にACアダプタ忘れてきて、あわてて楽器店で買う羽目になったこともありました。

AG-STOMPの後継機種はでないかなあ?って思ってたら気になる機材が発売されました。

FISHMANのAura Spectrum DIです。

今日は珍しく朝から起きて代官山に髪の毛切りに行ったので、せっかくだし渋谷の楽器屋回ればどっかに在庫あるだろうし、試奏させてもらおうとおもって自分のギター持参で行きました。

そしたら、ないない・・・

渋谷の思いつく有名楽器店すべて回りましたが売り切れもしくは、まだ新製品なので未入荷ということで。

せっかくギターもってきたのになんとしても試奏したいなと思って電話しまくってたら新宿に店頭展示用を置いてる店があり購入はできないけど、試奏ならできるということで行ってきました。

AG-STOMPとの音比較もしたかったのでAG-STOMPも持っていったのですが、まず驚いたのがその小ささと軽さ!
これで音が良ければ欲しいところだな・・
というわけで試奏開始。

まず肝心のサウンドですが、AG-STOMPと比べても劣らずな感じ。むしろ聞く人によってはAura Spectrum DIのほうが好きっていう人もいるんじゃないかな?

これだけの音質でこの軽さは買いですね。

ただ、良い事ばかりじゃなかったので、僕の個人の感想ですが良い点悪い点を挙げておきます

<Aura Spectrum DIの良い点>
・マイクシミュレートが秀逸でした。

・とにかく小さい、軽い!これが一番良いと思った!

・9V電池で動く。これも重要。ACアダプタなかったら動かないと忘れたとき使えませんし。

・XLRバランスアウトがあってDIなしで直接ミキサーに繋げられる。

<Aura Spectrum DIの悪い点>
・選べるマイクシミュレートパターンが多すぎてどれを選んでいいのか悩む。
まあ、これは慣れてきたら自分の好きな音だけを選択肢にいれたらいいんだけどね。

・リバーブやディレイなど空間系エフェクトがない。
たいていライブの時はリバーブは卓でかけてもらうからいいけど、ギターソロとか弾くときはディレイかけたいときありますもんね。そんなときは別にディレイを持っていかないとだめでそうなるとAG-STOMP一個もっていくほうがまあお手軽かなとも思う。

・プリセットを保存できない
AG-STOMPみたいに設定値を保存しておくことができないので、毎回自分でつまみをいじって音を作らないといけない。まあたいがい現場の環境によってEQとか毎回微調整してるので良いといえば良いけど、ライブ中にフィンガーとピックストロークがあるとプリセットをフットペダルで呼び出せるとボリュームペダル代わりに使えるので便利なんです。


という感じで、AG-STOMPを手放してAura Spectrum DIを買おうとは思いませんでした。
ですがこれからマイクシミュレート系のプリアンプを買おうと思ってる人で、ライブ中にサウンドを変えないのならば断然Aura Spectrum DIがお勧めです。
というかまあAG-STOMPはもう新品では買えないですしね(^^;)

AG-STOMPもAura Spectrum DIも音質的には甲乙つけがたいけど、ライブの内容によってはAG-STOMPが必要な場合もあるし、Aura Spectrum DIだけでいける場合もある。

両方もってたらいいんだけど、まあ今不景気だしねー(笑)
宝くじあたらんかな・・

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