休眠しているモノ

日本の自動車保有台数はおよそ8,150万台。自家用車の平均稼働率は4.2%程度。年間で20日しか利用されていないのが現状だそうです。
つまり95.8%のクルマは動いていない状態です。

だから僕は車を持たないのです。
必要なときにだけタクシーを使うのが一番お金を使わなくてすみますからね。

車に対してステイタスを感じる人ならまだしも、僕は車には一切興味がありません。

レクサスとかベンツとかって聞いても「ふーん」くらいにしか思えないのです。

まあその辺りは美意識の個人差があるので、レクサスやベンツに乗ってる人を批判するつもりではないです。お金持ってるというアピールができるし、何より本人が満足して乗ってるのだからそれが一番ではないでしょうか。

そんな話をすれば僕だってギブソンのL-5というエレキギターの中ではレクサスやベンツのようなギターを所有していますが、いままで弾いた回数を考えると年間で平均1〜2日になると思います。

まさに宝の持ち腐れ

ジャズをバリバリやっていてメインギターにしたい人からしたら、僕は所有欲を満たすだけのただの見栄っ張りギタリストに思えるかもしれません。

でも、思えば世の中そんなモノで溢れかえっていますよね。

休眠してるモノが本当に必要な人の元にいけば、どれだけの人が幸せになれるんでしょう。

でも、そうなると車メーカーは潰れ、ギターメーカーも潰れていくことになるでしょう。

そう考えるとミニマリストの気持ちがほんの少しだけわかる気がします。

死ぬまでに所有物を減らしていかないとダメですね。