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ハーブ&ドロシー

「ハーブ&ドロシー」というドキュメンタリー映画を見ました。

ハーブとドロシーという夫婦が極普通の収入の中で、やりくりしてアート作品を買い集め、コレクションして、最終的にそれが数千点という所蔵数になり、最後は美術館に寄贈するというお話です。

これだけ聞くとなんてことないのですが、すごいポイントが二つあります。

・お金持ちではなく極普通の収入で本当に自分たちが好きな作品だけを買い集めた事

・投資目的じゃないので、絶対に買った作品は売らない事

というわけで、何十年かけて集めた作品は最終的に美術館に寄贈されることになります。
売れば、何千万という価値があっただろうに。

この映画をみて、いろいろ勇気づけられました。

アートを楽しむとはこういうことなんだな。と

別にアートや音楽でお金もうけすることに対して一切批判もしませんし、否定もしません。
むしろ、それでご飯食べないとだめなのですから、しっかりお金はとらないといけないとすら思います。

ですが、こうやって純粋に楽しむ人もいるんだね。
音楽の世界もそういう風潮になってくれたらいいな。

もはや、音楽作品はデジタルコピーがあふれ、物質的な価値はなくなりました。
聞きたければ、インターネットでお手軽に購入することができます。
ジャケットも何もないので、買ったという満足感もほとんどないことでしょう。
実際僕も、この1年間、iTunes storeでしか音楽を買っていません。

ですので、僕たちミュージシャンにとってアート作品と言えるのは、もはやライブだけとなってしまったのではないでしょうか?

ともなると、ミュージシャンと言えるのはもはやライブ活動してる人だけなのかもしれません。(あくまで個人的な感覚です)

僕は緻密な作業を経て、音楽を作り上げる仕事もしています。
もちろんそれも大げさに言えば、魂削って作っていますので、子供のように可愛いです。
しかしながら、技術の進歩により、無数のクローンをつくることが可能です。

となると、唯一無二の音楽表現はやはりライブということになるのです。
ライブの動画や録音を聞けば、コピー作成は可能でしょうけど。
その場にいて、ミュージシャンの息吹を感じ取れるのはライブ会場に来た人だけですよね。

生涯現役ミュージシャンを目差す僕は、これからもライブは欠かさずやっていきたいと思いました。

どんなライブも、一切の妥協なく、手を抜くことなく、魂込めて、お届けできるよう精進していこうと思います!

【心にずっと残ってる名曲100選】(068/100)
「ビューティフルネーム」ゴダイゴ
小学校の時、朝礼だったか掃除の時間か忘れましたが
校内放送でずっと流れていました。
子供の頃に聞いたのでずっと歌詞を
「名前〜、それは〜、燃える〜、猪木〜」
だと思ってて、アントニオ猪木の応援歌だと思ってました(実話)
ゴダイゴはどの曲も好きです。

Comments:2

nb 2013-09-27 (金) 05:43

レッスンもミュージシャンの息吹き感じられる個別ミニライブと
思います。プロが近くで演奏してくれて、個別に指導してくれて。生徒にとっては生の音楽に触れられる特別な時間です。
指導いいから上手く(というほどでもないですが)なるし。

音が違いますよね。

kent 2013-09-29 (日) 01:30

なんとも嬉しいことを言って下さいますね!
まさにnbさんのおっしゃってくださってる事が
僕のレッスンの理想です。

音楽を楽しんでもらう事をレッスンの最大のモットーとしてる僕にとって、ミニライブとして楽しんでもらえてると思うと、おもわず笑みが浮かんで来ますよ^^

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