失顔症(相貌失認)

ブラッドピットが失顔症(相貌失認)だという事を
カミングアウトしたというニュースを見た。

人の顔がほとんど覚えられないというれっきとした病気である。

ブラッドピットはそれでいろんな人に失礼なことをしてきた
自分はそのせいで嫌われているかもしれないと悩んでいるということです。

このニュースを見て、いろんなことを考えたり思いだしたりしました。

昔、ほぼ確実にバンドのリハに遅刻、酷いときは無断欠席する人がいました。
当時は「なめたやつだ」とか「常識知らず」とか思いましたよ。
イラだちや腹立たしい気持ちもありました。

でも、あとからその人が、鬱病で遅刻や無断欠席
してしまってると言うことを知りました。
以前にもこの話題はブログに書いたと記憶しています。

それ以来、僕は自分の常識という色眼鏡だけで人をみてしまっては
その人が本当に悩んでいる事に目を向けてあげられないという考え方になりました。

自分が知っている常識や、自分が思ってる最低限のマナーなど
自分の価値観から大きくずれていても、そこにはもしかしたら
病気であるなどの理由があるんじゃないか？と疑ってみれば
それほど、イライラすることがなくなったのです。

とはいえ、なんでもかんでも
いらっとすることがあったり、常識外れなことをする人に対峙した時に
「この人は病気だから仕方がない」って思い込むのもどうかと思います。

なかなか、言い出しにくいでしょうけど
今回のブラッドピットみたいに、カミングアウトしてくれたら
周りの理解も得られると思うんだけどなあ。。。

でも、病気だったらそれはそれで
その人は、治療に全力を傾けるべきだとも思いますよ。
人に迷惑かけたり、不快な思いをさせてるのは
その人も不本意でしょうからね。

それにしても、ブラッドピットの言ってる事が本当ならば
そんな病気を持ちながら、良く映画の仕事ができたなあと感心しますね。
顔の認識できないのに、どうやって登場人物多い映画の仕事とか
こなしていたのか、それも気になりますね！
自分なりに、顔以外の部分で特徴づけとかしたりしてたんでしょうか。
なんにせよ、プロ根性で乗り切っていたのでしょうからすごいと思います。