- 2012-03-17 (土)
- 生徒さん向け
前回のアドリブソロへの道その2で次のような記事を書きました
>たとえばCのコードの時にファの音で伸ばしてみてください。きっと気持ち悪いはずです。
理論を勉強したことがある方はわかると思います。
そうアボイドノートのことです。
その話をレッスンで取り上げたところ、Cのコードが鳴っててファの音が伸びていても気持ち悪くないという生徒さんがいらっしゃいました。
僕は予想をして「おそらくそれはCsus4というコードがバックで鳴ってるからです」と答えました。
のちのち曲名を聞いたので、実際に聞いてみたのですがたしかにCコードでいきなりファから歌い始める曲がありました!しかもかなり売れた曲です。
この曲では実際はDコードでソ♯がなってますが、Cコードでファと同じ事です。
僕の中の解釈ではアボイドノートはアドリブソロを弾くときに絶対ひいてはだめな音ではなくて、伸ばしたり強調したりしてはいけない音、でした。
つまりそのように頭でっかちに考えていたら、哀愁のトラジディみたいなメロディは作れなかったかもしれませんね。
今回は生徒さんに勉強させてもらいました。
ただ、一応補足しておくとこの歌の場合はアボイドノートが人が歌ってるということでそんなに気持ち悪くはならないのかもしれません。
同じ楽器内でドミソの和音(Cコード)を鳴らして、ミの半音横のファを同時に鳴らすとやはり気持ち悪いとは思いますよ。オクターブ違っていたりちがう楽器同士ならありなのかもしれません。
というわけで、理論を勉強することは大切ですが、あくまでも自分の感性で最終的に判断したほうが良い音楽が作れると思います。
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