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ギタリストであることの利点

採譜をしていると、ギターを弾いたことがないけど絶対音感はある人から、褒められることがしばしばありました。

絶対音感がある方は単音もしくは単一の楽器の和音にはめっぽう強いのですが、バンドサウンドの中から特定の楽器の音だけを採譜するのがあまり得意ではないみたいです。

ギターやベースなどを実際に弾いたことがある方は、耳に聞こえてくる音だけではなく、ギタリストが良く押さえるコードフォームなどを知っているので音の情報ではなく、コードフォームから予想することができるのです。

だから、やはりギターが入った音楽の採譜はギタリストがやるべきだと思いました。

出ている音だけを聞いて忠実に採譜した楽譜を見ると、たとえばコードを押さえた時に5弦の音だけわざわざ書いて無くて、その楽譜をみて演奏する人は困惑してしまうことがあります。

たとえばGのオープンコードなんかは5弦の音は鳴らないことが多いので、実際の演奏を聞くとGフォームでコードを弾いてるのだけど5弦のシの音がなってない場合があります。

それを律儀に5弦抜きで採譜するより、Gフォームで記載した方が弾く方はわかりやすいと思うんですよね。

そういうったギタリストにしかわからない機微情報が理解できている人の書いた譜面は演奏する側としてはわかりやすい譜面だと思います。

というわけで、僕は絶対音感はないですが、そういったギタリストの立場にたった楽譜を作りたいと思います。

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