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教訓・餅をバカにするな

まず、最初に書いておきます。

実父が今朝、天国に旅立ちました。
お悔やみのコメントは、お気持ちだけ頂きますので、blogでのコメントは控えていただきたく思います。この記事に限りコメント欄はクローズにさせていただきます。

死因を書くのは、少し気が引けたのですが、ぜひともみなさんにも注意していただきたいという気持ちがありますので、書いておくことにします。

餅を咽につまらせて窒息死、というのが父の死因でした。

ニュースでは良く聞く話でしたが、まさか自分の親がそんな死に方をするとは思ってもいませんでした。
ニュースだけの話じゃないので、本当にみなさん、高齢になってから餅を食べる時は注意してください。高齢の親がいる方も、注意するように伝えて頂きたいです。

父は40年以上、週に一度だけの定休日で朝から晩まで、実家の定食屋をきりもりするため働き続けてくれました。

病気になっても、ケガをしても、ただただ休まずに働いていたのを覚えています。

数年前に、家業をたたんで引退してからは、ケンカの絶えなかった両親にも、やっと笑顔が見えはじめて、僕としてもほっとしていた矢先の出来事でした。

これから、いままで味わうことのできなかった、夫婦水入らずの楽しい老後生活を満喫する予定だったのにね。

お正月にも、一度餅を咽につまらせて、大変な思いをしたという話を聞きました。
それでも、好きで餅を食べ続けたのですから、よほど好きだったのでしょう。

そして、注意して食べなかったのはすべて自分の責任です。
誰のせいでもありません。

でも、今回の出来事により、家族全員が集結しました。
ここでは書くことはできませんが、うちの一族もそれなりに、いろいろな問題を抱えているので、みんなが集結して、おとんの思い出話を語らってるのは、ちょっとした夢のような出来事でした。

一つだけ、はっきり言えます。

親父よ、あんたは最高に幸せだよ!

家族全員に看取られて、幸せな去り際だったと思います。

76年間お疲れさまでした。
ゆっくり眠ってください。

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