床編
まずは床の制作から始めます。

床は浮き床構造にするのですが、その土台となる材はパーティクルボードにしました。重量があり反りなどが少ないので安定した床作りには最適です。

パーティクルボードはF☆☆☆なのでホルムアルデヒドを少量ですが発生します。

本当はF☆☆☆☆が欲しかったのですが売ってないので断念。

パーティクルボードに浮き床用の脚を取り付けます。これは普通のホームセンターには売ってないと思います。

近所にプロご用達のホームセンターがあってよかった。。

ゴム製の脚なので衝撃を吸収してくれそうな雰囲気がみなぎってますね!

ねじ式なので取り付けた後に脚の高さの調整もできますよ。

全部の脚を取り付け終わりました。これだけつくるだけでも相当な時間を要しました。先は長いなあ。。
電源を確保するために電源ケーブルをCD管というプラスチックのホースの中に通して床の下を通るようにしました。これを通しておかないとあとからケーブル類を追加するときにケーブルを通す空間がなくなってしまいます。

電源ケーブルは2本入れています。1本はエアコン用でもう1本はブース内で使用する機材用です。

脚をさけるようにグラスウールをすき間なく貼ります。

ポリカットはポリ袋でグラスウールが覆われているとはいえ、サイズをあわせるために切ったりするとグラスウールがむきだしになるので、やはり予想していた通り体中カイカイになりました。

防護めがねと防塵マスク買っておいて良かった。。。体がかゆくなるのはまだいいけど目とか口に入るとほんと悲惨ですよ。

グラスウールは貼り付けるとき向きがあるので注意してください。

さて、いよいよ裏返します。

この土台だけでたぶん50キロぐらいはあると思います。

さすがに一人では裏返せなかったので手伝ってもらう。

さっそく上に乗ってみたが、見事に安定していました。素人大工だからたぶんどっかグラグラしたりするんだろうなと予想していましたが、良い意味で予想を裏切ってくれました。

こんな感じで浮き床になっております。壁にくっついてしまっては意味がないので微妙なところで壁からは離れているのです。

3ミリくらい空間があるのですが3ミリとはいえ壁にはくっついていないので重要な3ミリと言えるでしょうね。

パーティクルボードのすき間を念のためにコーキングで埋めました。

徹底的にすき間をなくしていきます

ちなみに生まれてはじめてコーキングしましたが結構難しいものですよ!

今回使用したのは遮音用の専門的なコーキング。

ホームセンターには置いてなかったのでわざわざ通販で取り寄せました。

次にパーティクルボードの上にコンパネ(ベニヤ板)を貼り付けるのですが、最初ドリルで下穴をあけてそのままネジを埋め込んだらネジ頭がコンパネよりも出っ張ってしまったので写真の用に一度下穴をあけた後に太いドリルで淺い穴をあけてネジ頭もすべて埋まるようにしました。奥が深いなあDIYって!!
コンパネを貼り付けました

ここまでくると結構感動ものです。

上にのって飛び跳ねてみましたがとても安定していてGOOD!!

当然コンパネの継ぎ目もコーキングしてすき間をふさぎます。とにかくすき間をなくすことに徹します。

アコルトで購入した「すーぱー静香・ゆか」SK-500を床に敷き詰めました。

遮音材にグラスウールを圧縮した特殊な吸音材を貼り付けたシートなのですがとても効きそうです。ゆか用ということですが別に壁に使っても良いみたいです。

シートの継ぎ目は鉛テープでふさぎました。

さらにその上にコンパネをはりました。

今回の製作で使用しているコンパネはすべて12mm厚のコンパネです。

9mmやもっと薄いのもありますが強度を考えると12mmが最適です。

サンドイッチみたいですね。

上から順番に

コンパネ

遮音材(SK-500)

コンパネ

パーティクルボード

グラスウール

さて次は遮音シートの貼り付けです

これもアコルトで購入しました。「すーぱー静香・かべ」N140Lです。

1.4mmも厚みがあり、この1ロールでなんと重量20kg!!

これを今回は10本購入したのですがうちのスタジオは4階。。。

一度に1ロールしか持てませんので階段で4階まで10往復(笑)

腰痛が心配です。。

遮音シートはガンタッカでとめていきます。

よくわからないのでとりあえずプロ用と書いてあるマックスのやつを買いました。ホームセンターだと高かったのでヤフオクで半額近くで落札。

遮音シートを貼り付けおわりとりあえず現段階で床はこれで終了です。

ここまで作るのに合計20時間くらいかかりました。

まだまだ先は長いですが、だんだんコツもつかめてきたのでこれからの作業は結構早くいけそうな気がします。

壁編へ続く