- 2014-01-22 (水)
- 日記
「おくりびと」という映画がヒットしたのはまだ記憶に新しいです。
僕も見ましたよ。
今日は父のお通夜だったのですが、湯潅の儀の時にその映画の事を思いだしました。
死者に入浴させるという儀式だったので、わざわざ風呂桶を葬儀会館の中に運び入れ、道路に止めてある給湯車からポンプで湯を汲み上げて、シャワーさせるというたいそうな儀式でした。
さすがに、胴体は布でおおってありますが、全裸で死者を人前で入浴させるのはどうなの?って思ってましたが、母親の強い希望だったので、これで良かったのでしょう。
不思議なもんで、父の顔も「きもちいいよ」と言ってるように見えるもんです。
葬儀業者の方たちは、毎日毎日このように死者と対峙してるわけですから、よほど強い精神力が必要だと思います。映画のように軽蔑されるような事はみじんもありませんでした。
おかげで、父の身体は綺麗になり、母も喜んでいました。
良かったね、お父さん。