防音チェック編
どれくらいの防音効果があるか実験してみました。

納戸の前にポータブルMDとステレオコンデンサマイクをセットして環境音を録音できるようにしました。MDへの録音の際には余計なレベル補正などがされないようにします。実際に納戸の前にたって聞くのと同じくらいの感覚で録音できたと思います。

ボーカルブースなので歌で実験したかったのですが人間は機械ではないので毎回同じ音量の声をだせるとは限らないので確実に同じ音量で演奏できるエレキギターの実験対象にしました。クリーントーンでの演奏とオーバードライブでの演奏を録音しました。

<扉を閉めないで録音>

はっきりいって爆音です。扉を閉めないで鳴らしたら本当に迷惑ですよね。。

クリーントーン

オーバードライブ

<扉を1枚閉めて録音>

トイレドアとはいえども、防音仕様に改造してますので一枚閉めただけでも結構な効果を感じることができます。

クリーントーン

オーバードライブ

<扉を2枚閉めて録音>

一枚閉めることによって弱められた音は空気層をはさんでさらに防音仕様のトイレドアで遮音されるのでもうほとんど聞こえないくらいです。

クリーントーン

オーバードライブ

<扉を3枚閉めて録音>

最後に納戸の扉を閉めます。この扉は手抜き工事のせいか最後まできっちりと閉めても上部のほうになんと1センチちかくもすき間ができます。自分で工事やりなおしたろかっ!と思うくらいひどいのですが、そんな扉でもあるとないとではだいぶちがいますね。おそらくこれはこのドアのおかげというよりも納戸の扉とボーカルブースとの空気層のおかげなのかもしれません。

耳を澄まして聞いてもなにかかすかに音が聞こえるな、くらいまで遮音されています。

クリーントーン

オーバードライブ

歌を録音したときにまったくなにも音がなっていない状態を録音してみました。

無音環境での録音

当然といえば当然ですが、まったく音が入っていません。気持ち良いです

いままでだとミキシングルーム内で録音していたのでエアコンや空気清浄機をオフにしてもマックを収納している消音ラック自体のファンがかすかに鳴っていたのでまったくの無音というわけではなかったのですが、このブースでは完全に無音状態を録音できます。といってもケーブルや電源から混入するハムノイズなどはどうしようもないので完全に無音ではないのですけどね。ケーブルは7メートルにもなるのでZaollaの銀シールドをつかっています。音が良い悪いはわかりませんが確実に安価なケーブルよりもノイズは少ないです。

ということで、環境音が一切入らないのででとてもクリアな録音が可能になりました。これで弾き語りやアカペラなんかもノイズレスな録音ができるので十分業務用として使用できると自分では思います。

今回はとってもとっても苦労しましたが、その労力が十分に報われる結果がでて本当にうれしく思います。

是非一度、STUDIO KENTでの録音を試してみてくださいね!!